第1の部分
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/16 19:19 UTC 版)
最初の部分が最も長く、そして複雑な作りとなっている。2人のピアニストが12音からなる音列(E4 F♯4 B4 C♯5 D5 F♯4 E4 C♯5 B4 F♯4 D5 C♯5)を、ユニゾンで何度も繰り返して奏するところから曲が開始する。12音は3音(ミ、シ、レ)+2音(ファ#、ド#)の2つの音の群が合わさって構成されており、これらが16分音符により一定のリズムで刻まれる。 しばらくの後、一方の奏者がわずかにもう一方よりも演奏速度を上げる。そうして前者が第2音を弾くタイミングと後者が第1音を弾くタイミングが一致した段階で、再び両者は同一のテンポとなる。こうすることで、2人の奏者は完全に同じ瞬間に音を出しながらも、曲の開始時とは異なる音を弾いていることになる。この過程が繰り返される。すなわち、第1奏者が第1音を弾いている瞬間に、第2奏者が弾くのは第3音、第4音というようにずれていき、1周回ってまた両者は完全なユニゾンの状態に戻るのである。ここでいったん第2奏者は演奏を止め、第1奏者のみが元の12音の音列を弾いている状態となる。
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第1の部分
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/29 03:42 UTC 版)
バビロンに移された捕囚の民を集め、これからエルサレムに送る手紙(送金の添え文)を読み聞かせる、といった内容である。 この部分の一節、「それは、カルデア人がエルサレムを占領し、焼き払ってから5年目、かの月の7日のことである」とある(この「かの月」は古ラテン語訳では「5月」となっている)。『エレミヤ書』を見ると、ネブザルアダンがエルサレムを焼き払ったのはネブカドレツァルの19年5月10日なので、その時点から数えて「5年目」となるとネブカドレツァルの第3次捕囚と重なるので、それを想定しているのであろう。 しかしこれは史実と合致しない。14節に「主の家で朗読しなさい」とあるが神殿は無くなっているはずだからである。 このような矛盾点は他にも存在し、ネブカドレツァルとベルシャツァルが同時に存命しているかのようにとれる言い回し(2人の長寿を祈れという内容)がある。 また、1:15からは長文の懺悔祈祷が始まる。これは『ダニエル書』をベースに、少し手を加えて長くしたものである。
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