第三次『演劇界』
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/19 14:56 UTC 版)
2007年9月号からは、演劇出版社は新たに小学館の系列に入り、雑誌自体もそれまでのB5判からA4判へと判型が改められた上で刊行が続けられている。 2020年に新型コロナウイルス感染症が流行すると、3月頃から歌舞伎や文楽の興行が停止。『演劇界』も毎月の「編集・制作作業を含め通常通りの刊行が困難な状況」になっているとして6月号と7月号、8月号と9月号をそれぞれ合併号として発売しただけでなく、発売日や内容の変更も行った。そうした中で組まれた6・7月号の「歌舞伎俳優から皆さまへ」という現役の歌舞伎役者100人余りが寄稿した特別企画がSNSで話題になり完売、『演劇界』の歴史でも「異例」の重刷がかかることとなり、過去最高の部数となる1万2800部を売り上げた。 2022年1月、演劇出版社と小学館は読者層の高齢化に加え、出版界におけるデジタル化への移行が急速に進み、新規読者の獲得が見込めず、紙媒体としての発刊継続も困難になったとして、同年3月に発行予定の4月号で休刊すると発表した。
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