立花橋_(東海北陸自動車道)とは? わかりやすく解説

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立花橋 (東海北陸自動車道)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/19 13:01 UTC 版)

立花橋
基本情報
日本
所在地 岐阜県美濃市
交差物件 長良川越美南線国道156号県道御手洗立花線
用途 道路橋
路線名 東海北陸自動車道
管理者 NEXCO中日本名古屋支社岐阜保全・サービスセンター
施工者 ピーシー橋梁・興和コンクリート[注釈 1]JV(2期橋)
開通 1994年(平成6年)3月25日(1期橋)
2004年(平成16年)12月4日(2期橋)
座標 北緯35度34分40.6秒 東経136度56分17.2秒 / 北緯35.577944度 東経136.938111度 / 35.577944; 136.938111座標: 北緯35度34分40.6秒 東経136度56分17.2秒 / 北緯35.577944度 東経136.938111度 / 35.577944; 136.938111
構造諸元
形式 PC4径間連続ラーメン箱桁橋
上部工材料 プレストレストコンクリート
全長 352 m(1期橋)359 m(2期橋)
10.100 m(2期橋)
支間割 (41.8 m+92.0 m+139.5 m+77.3 m)(1期橋)
(43.0 m+95.0 m+151.0 m+66.5 m)(2期橋)
関連項目
橋の一覧 - 各国の橋 - 橋の形式
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立花橋(たちばなばし)は、岐阜県美濃市長良川にかかる東海北陸自動車道である。美濃IC - 古城山PAに位置する。東海北陸自動車道の長良川にかかる橋では一番下流側にある。

概要

1期橋(下り)

[1]

2期橋(上り)

[2]

岐阜県美濃市保木脇 - 美濃市立花に位置する。立花橋の下は起点側から国道156号・美濃市道中切新部線・長良川鉄道越美南線長良川岐阜県道291号御手洗立花線が通る[1]。特に長良川鉄道越美南線は橋桁に対して約30度に交差する[1]。終点側には立花トンネルがある[1]

特徴

現在の下り線の橋梁は連続ラーメン橋としては支間に対して橋脚が低く、さらに支間割り(橋脚間の距離の割り付け)が例を見ないほど不規則な構造である[3]。この構造で橋脚に不安定なモーメントが発生しないよう左右非対称に荷重が掛かるように設計が行われた[3]。さらに曲率半径550 mのS字型カーブがあるため、構造計算で骨組解析を行うにあたりねじりを評価し、主桁部鉄筋の配置計画に反映した[3]。施工時は高架下を通過する道路や鉄道に落下物がないようワーゲン(移動式作業車)の中に設けられた防護設備で行い、更にP1の側径間の施工時に国道156号をまたぐ部分での防護として支保工では当時限界と考えられていた約15 mの吊り支保工を行った[3]。この吊り支保工で側径間側に偏った荷重が掛かっていたため、もう片側の中央径間側に鋼材を載荷することで安定を確保した[3]。P2橋脚部は用地買収が遅れたことでクリープによるたわみが起きたため、あげ越し(たわみを見越してあらかじめ橋などを高い位置で施工すること)は遅延分を反映して行われた[3]

歴史

  • 1994年(平成6年)3月25日 : 美濃IC - 美並ICが暫定片側1車線で開通。立花橋も暫定片側1車線で供用開始される。
  • 2004年(平成16年) : 美濃IC - 瓢ヶ岳PAの4車線化が完成。立花橋も4車線で供用開始される。

脚注

注釈

  1. ^ 現・極東興和
  2. ^ 現・極東興和

出典

参考文献

  • 大山進司・岩竹喜久磨「〈山岳設計〉東海北陸自動車道(美濃IC〜美並IC)橋梁構造物の概要」『橋梁』第30巻第11号、橋梁編集委員会、1994年、52-55頁。 
  • 守田啓司、五藤正樹、大川哲也、品川清和「東海北陸自動車道立花橋の設計」『シンポジウム論文集』第12巻、プレストレストコンクリート技術協会、2004年、97-100頁。 



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