突撃章と白兵戦章と戦傷章
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/20 17:00 UTC 版)
「制服 (ナチス親衛隊)」の記事における「突撃章と白兵戦章と戦傷章」の解説
歩兵突撃章(鷲章の下に小銃のデザイン)は異なる日に三回以上歩兵突撃(その歩兵突撃が成功したか否かは問わない)に参加した者に与えられた。銀章と銅章があるが、銀章は歩兵、銅章は装甲擲弾兵に与えられた。それ以外の兵科で三回以上歩兵突撃に参加した者は一般突撃章(鷲章の下に銃剣と手榴弾が交差したデザイン)が与えられた。 1日三回の戦車戦闘を異なる日に三日(つまり9回の戦車戦闘)行った戦車兵には戦車突撃章(鷲章の下に3号戦車のデザイン)が与えられた。銀章と銅章があるが、銀章は戦車および装甲車搭乗員、銅章は装甲部隊の中の装甲擲弾兵、狙撃兵、オートバイ兵、戦車回収兵、衛生兵が対象だった。これを授与した後はさらに戦闘25日章、50日章、75日章、100日章(デザインは同じで数字が入っている)があった。突撃章はいずれも左胸に佩用する。 近接戦闘を行った者に与えられる白兵戦章は横長の勲章であり、左胸ポケットの上部に付けた(略綬より上)。前線における近接戦闘の日数によって金章(50日以上)、銀章(30日以上)、銅章(銅章)の3種があった。 戦傷した者には戦傷章が与えられる。戦傷章には金章、銀章、黒章の三等級が存在し、それぞれ5回以上、3回から4回、1回から2回の戦傷により受章できる。また戦死や完全不具の戦傷を負った場合は回数に関係なく金章、戦傷で失明もしくは手足を失った時は回数に関係なく銀章が与えられる。左胸に佩用する。 6戦車突撃章、7一般突撃章、8歩兵突撃章(銅章・装甲擲弾兵)、9歩兵突撃章(銀章・歩兵)、10白兵戦章銀章、11戦傷章黒章、12戦傷章銀章 左胸ポケットの勲章は左から一般突撃章、一級鉄十字章、戦傷章。ボタンホールのリボンは二級鉄十字章。 首許に柏葉・剣付き騎士鉄十字章。左胸に白兵戦章。その下に一級鉄十字章と戦車突撃章(ヨアヒム・パイパーSS中佐)
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