秋扇

デジタル大辞泉

しゅう‐せん〔シウ‐〕【秋扇】

読み方：しゅうせん

秋になって使われなくなった扇。寵(ちょう)を失った女性のたとえ。→秋の扇

短編小説作品名辞典

秋扇

作者芹沢光治良

収載図書短篇集 死者との対話
出版社新潮社
刊行年月1997.4
シリーズ名芹沢光治良文学館

秋扇

作者矢田津世子

収載図書神楽坂
出版社五城目町教育委員会
刊行年月2001.3
シリーズ名矢田津世子作品集

季語・季題辞典

秋扇

読み方：アキオウギ（ａｋｉｏｕｇｉ），　シュウセン（ｓｈｕｕｓｅｎ）

秋になっても残暑のおりになお使う扇のこと。あるいは、不用になっても、なおその辺にしまい忘れてある扇のことをさす

季節 秋

分類 人事

近代文学作品名辞典

秋扇

読み方：アキオウギ（ａｋｉｏｕｇｉ）

作者 芹沢光治良

初出 昭和21~22年

ジャンル 小説

秋扇

読み方：シュウセン（ｓｈｕｕｓｅｎ）

作者 永井竜男

初出 昭和33年

ジャンル 小説

ウィキペディア

秋扇

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2020/12/30 01:56 UTC 版)

秋扇（あきおうぎ、しゅうせん）

• 秋になって不要となった扇。秋の季語。男性の寵愛を失った女性の例えとしても用いる。
• 矢田津世子の小説。『母と子』と改題し映画化。サンヨーテレビ劇場においてドラマ化。
• 宮原景晴。戦国時代から江戸時代初期にかけての武将。入道して秋扇と号した。
• 井上秋扇。江戸時代前期の俳人、歌学者。
• 片山良庵。江戸時代前期の軍学者。秋扇と号した。

Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

秋扇

出典:『Wiktionary』 (2021/08/15 03:59 UTC 版)

名詞

秋扇（しゅうせん / あきおうぎ）

1. 秋（あき）になって使われなくなった扇（おうぎ）。秋の季語。
2. （比喩的に）時期に合わず役に立たなくなったもの。
3. （比喩的に）寵愛を失った女性。

語源

成帝の寵愛を失った班婕妤が、自作の漢詩「怨歌行」にて、自らを秋の扇になぞらえたことに由来。

発音^(?)

しゅ↗ーせん

関連語

（語義1）

• 類義語: 秋の扇、捨て扇、忘れ扇

（語義2）

• 類義語: 冬扇、夏炉冬扇、冬扇夏炉

（語義3）

• 類義語: 秋の扇、団雪の扇