社会貢献・海外交流
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/13 06:17 UTC 版)
1970年より、早朝の清掃活動が始まり、2020年現在、全国約5,800カ所の公共の場所において清掃活動を行っている。1995年1月17日の阪神・淡路大震災において、震災当日に有志のボランティアが現地入りし、状況把握と共にボランティアメンバーを募集、22日より救援物資の積み下ろし、仕分け、医療班の補助についた。信者の中には建物に埋まった人を助け出した人もいる。この経験を通して同年2月1日、真如苑救援ボランティアである「SeRV(サーブ)」が発足した。4月時点ボランティアの登録者は1万人を超え、自治体や被災者の要請に応え、現地に派遣された。その後、特に避難所となっている小学校のグランドやトイレ清掃活動を中心に約7ヶ月間にわたるボランティア活動を行なった。阪神・淡路大震災では、11,330人がボランティアとして活動した。2011年3月11日の東日本大震災においても、震災当日に教団施設の一般開放、SeRVはボランティアを被災地に派遣し、義援金を届けるとともに、支援物資の運び込み、炊き出し等を行った。東日本大震災においては、8,742人がボランティアとして活動した。SeRVは、1995~2015年において、国内外5ヶ国の59災害にボランティアを派遣した。 海外においては、世界文化遺産のアンコール遺跡修復事業・現地技術者育成支援、小児病院支援、カンボジア留学生支援などを行うカンボジア・プロジェクトを実施している。スリランカにおいては、1988年より幼児教育施設ランカスクールを設置し、2012年までに6,000人の卒園生を輩出している。その他、日本赤十字社、国連児童基金(ユニセフ)、世界食糧計画、国連難民高等弁務官事務所、世界保健機関、日本国際ボランティアセンター、国境なき医師団、世界自然保護基金など多方面の国連諸機関や各種NGO等への支援を行っている。また、各種財団があり、財団を通じた社会活動も活発である。
※この「社会貢献・海外交流」の解説は、「真如苑」の解説の一部です。
「社会貢献・海外交流」を含む「真如苑」の記事については、「真如苑」の概要を参照ください。
- 社会貢献・海外交流のページへのリンク