石蕗 幸次(つわぶき こうじ)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/02/08 01:01 UTC 版)
「リクドウ」の記事における「石蕗 幸次(つわぶき こうじ)」の解説
ライト級プロボクサー。東日本新人王トーナメント1回戦におけるリクの対戦相手。元はキックボクサーで、打たれ強さとパワーが持ち味。頭髪の生え際は少し後退している。普段は建設現場作業員として働いているが、両親の遺した多額の借金返済に追われ極貧生活を余儀なくされている。また、恋人の葵は風俗嬢をしており、それをネタに職場の同僚からも軽視され手酷い扱いを受ける。そんな己の窮状を打破するにはボクシングで成り上がるしかないと考えており、鬱屈した思いを秘めハングリー精神を研ぎ澄ませて努力を重ねている。キックから転向して日が浅くファイトスタイルは荒削りであったが、借金の取り立てに度々訪れていた所沢の“指導”を受けその弱点を克服し、リクとの一戦に臨む。試合では初っ端にダウンを喫したものの、徐々に持ち前のタフネスぶりを発揮しリクを追い詰め、彼の弱点である「ボディーの弱さ」を突きダウンを奪い返す。最終3Rでは壮絶な打ち合いを演じるが、リクにパンチを繰り出す際の呼吸を読まれたことで決定的なカウンターを喰らってしまいダウンする。なおも闘志は衰えず立ち上がったものの、その後は一方的に打たれる展開となり、最後は遠のく意識の中で“もう詰んでいた”己の半生を述懐しつつ、リングに崩れ落ちた。
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