短命政権のジンクス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/11 01:56 UTC 版)
「内閣総理大臣公邸」の記事における「短命政権のジンクス」の解説
「首相が公邸に居住すると短命政権になる」というジンクスが、2021年(令和3年)に菅義偉が首相を務めた時期に噂された。 1990年代以降で公邸に居住した13名の首相のうち、9名が就任から1年6ヶ月以内で退任(内閣総辞職)しているためである(例外は村山富市・橋本龍太郎・小渕恵三・小泉純一郎)。 特に、現公邸が完成した2005年(平成17年)以降では、小泉純一郎が政権途中から転居した例を除くと、公邸に入居した首相は6人全員がわずか1年前後で退任に追い込まれている(安倍晋三→福田康夫→麻生太郎→鳩山由紀夫→菅直人→野田佳彦。小泉も入居後1年5ヶ月で退任)。 また、安倍晋三は2006年(平成18年)に首相に就任した際には公邸に住み、わずか1年間で退任したが、2012年(平成24年)に再び首相に就任した際には私邸に住み、その後2020年(令和2年)まで約8年間も続く日本の憲政史上最も長い政権を維持した。 2021年当時の首相である菅義偉が公邸に居住しなかった理由も、そのジンクスを嫌っていたからではないかと推測された。ただし、菅はその後2021年(令和3年)10月に内閣総辞職し、就任から約1年あまりで退任した。
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