短命に終わる
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 07:37 UTC 版)
「ビッカース VC10」の記事における「短命に終わる」の解説
計画着手時から50機受注したものの、1962年7月にようやく初飛行する開発遅延振りでは追加受注もなく、ライバルのボーイング707に遅れること6年、ダグラス DC-8に遅れること5年の1964年4月になって、初号機がBOACのロンドン-ラゴス線に就航した。 その後胴体を4.3mストレッチしエンジンを強化したスーパー VC10 (Type 1150)も含め、1970年に生産終了するまでイギリス国内向けに55機と、イギリス連邦諸国を中心とした中東やアフリカの航空会社などに9機が引き渡されるに留まった。更にオイルショックの影響を受け、収益性の悪いスタンダード VC10(Type 1101〜1109)は1970年代には花形の大西洋路線から姿を消し、スーパー VC10も1980年代初期に運航を終了したことにより、旅客機版のVC10は全機引退している。 BOAC(とそれを継いだブリティッシュ・エアウェイズ)が1970年代中盤まで定期乗り入れに使用していただけでなく、イギリス王室専用機として各国歴訪していたことから、日本でも馴染み深い機種だった。
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