短器械
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/13 05:14 UTC 版)
剣 中国では剣は両刃で反りのないものを指す。近年は、よくしなるように作られている「軟剣」が主流。突、切、主体で、高度な技術が必要。大型の「双手剣」(両手剣)も存在する。 刀 片刃で反りのあるものが刀である。普通に刀は剣と比べ重量が重いため、角加速度を生かし威力を高めるように、円弧を描くような動作がよく見られる。また、叩きつけるように切る動作が多く、最強の攻撃力を誇る武器である。 中国人から見れば、「刀」である日本刀を使うのに剣術あるいは剣道と呼ぶのは奇妙に思われるであろう。日本語では剣から発展して日本刀となった歴史経過からその語義には混淆があり、同じ意味の言葉として用いられることがある。もし中国語本来の語義に従うならば、日本刀は片刃で反りがあるので刀に分類されるため、"刀術"、"刀道"が正しい表記ということになる。 中国で日本刀と混同される「苗刀」は室町時代以前の「大太刀」が起源で、主に明に対する輸出品であり、現在の日本刀からは想像できないほど大きく重い。そのため苗刀術には日本の剣術にない「平衡」を行うなど、新たな動作が加えられている。
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