直野敦とは? わかりやすく解説

直野敦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/09/10 09:24 UTC 版)

直野 敦(なおの あつし、1929年3月18日 - )は、日本翻訳家・東欧・ロシア文学者。東京大学教養学部名誉教授。

経歴

大分県大分市生まれ。1954年東京大学文学部仏文科卒、1957年一橋大学大学院社会学研究科修士課程修了。金子幸彦ゼミ出身[1]。1958年からルーマニアブカレスト大学に学び、1963年同文学部卒業。1965年同大学院修士課程修了、帰国。翻訳をいくつか出し、1969年東京大学教養学部専任講師、1971年11月助教授、1976年12月教授、1989年定年退官し名誉教授、文化女子大学教授、1990年文学部長。2004年退職。

主としてルーマニア語、ルーマニア文学の教育、翻訳をおこなった。かつては社会主義思想を信奉していたが、後年は、宗教学者ミルチャ・エリアーデが、初期に書いた小説作品の翻訳で知られる。また、ルーマニア語の他に、アルバニア語ポーランド語の入門書、単語集などを著した。

長女・直野洋子も東欧文学者、その夫は深澤英隆一橋大学教授(1956-、宗教学)。

著書

  • 『ルーマニヤ語文法入門』大学書林, 1967
  • 『ルーマニア語会話練習帖』大学書林, 1974
  • 『ルーマニア語基礎1500語』大学書林, 1975
  • 『ルーマニア語小辞典』大学書林, 1976
  • 『ルーマニア語の入門』白水社, 1977
  • 『ルーマニア語基本文1000』大学書林, 1980
  • 『ルーマニア語辞典』大学書林, 1984
  • 『アルバニア語基礎1500語』大学書林, 1986
  • 『ルーマニア語分類単語集』大学書林, 1986
  • 『アルバニア語入門』大学書林, 1989

翻訳

脚注

  1. ^ 社会学研究科修士論文紹介」『一橋研究』第3巻、一橋大学大学院学生会、1957年3月、112-116頁、CRID 1390009224861640448doi:10.15057/6812ISSN 0286-861X 

参考

  • 『人事興信録』1995年
  • 『ホーニヒベルガー博士の秘密』訳者紹介

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