白斑症状問題とは? わかりやすく解説

白斑症状問題

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/24 10:07 UTC 版)

カネボウ化粧品」の記事における「白斑症状問題」の解説

カネボウ化粧品美白化粧品回収問題ともいう。 ロドデノール使用した化粧品で「肌がまだらに白くなった」という訴えがあったため、2013年7月4日大規模自主回収を行うと発表し使用者対し手元問題製品がある場合使用中止して送料着払いで送ることを求め商品代金返金する、と発表した7月4日自主回収発表時点把握していたのは症状39例で、美白化粧品8ブランド54製品、約103個を自主回収すると発表したのだった。ところが、7月4日自主回収発表の後、10万人を超えるたちから問い合わせがあり、そのうち6808人が肌に関する不安を訴え、また「5センチ以上」「顔に明らかな白斑」などの重い症状訴えた使用者が2250人にものぼった7月23日社長夏坂真澄記者会見行い経緯説明お詫び言葉述べた白斑症状訴えている使用者が2250人と大きなとなったことについてコメント記者から求められると、社長は「正直驚いている。(白斑などの症状は、自社製品原因起きたものではなく顧客自身の)病気であるという思い込み予断があった」と述べた同社長は同年9月会見開き判断誤っていたと痛感している。発症されたすべての方におわびする」と謝罪した社長会長らの役員報酬9月分から6カ月減額10%から50%)する処分合わせて発表した本件不祥事として取り上げられる要因は、カネボウ化粧品側の最初被害情報認知時期2011年10月頃であり、化粧品利用者症状化粧品との因果関係について医師から指摘され時期2012年10月であったことなどから、企業内の情報共有リスク対応体制不備があり、結果的に症状訴え化粧品利用者への対応も大幅に遅れた点にあると指摘された。

※この「白斑症状問題」の解説は、「カネボウ化粧品」の解説の一部です。
「白斑症状問題」を含む「カネボウ化粧品」の記事については、「カネボウ化粧品」の概要を参照ください。

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