白山(石川県・岐阜県)
2702m 北緯36度09分18秒 東経136度46分17秒 (御前峰) (世界測地系)
概 要
白山火山は、金沢市の南方約50kmの石川・岐阜県境に位置する。侵食・開析によって分断された古白山火山体の南斜面に、10万年より新しい新白山火山が乗る。最高峰御前峰(ごぜんがみね)は新白山成層火山体頂部の東向き崩壊壁の最高所。剣ヶ峰は崩壊跡に生じた新しい山体。最新期の活動は山頂部に多くの小火口を生じ、1554年には翠ヶ池から小規模な火砕流を生じた。地獄谷・白川谷などに硫気孔がある。
最近1万年間の火山活動
最近1万年間の活動は、ブルカノ式噴火と水蒸気爆発を主とする。8000年前頃に御前峰の溶岩流が流出し、小規模な成層火山体が形成されたが、4500年前頃の山体崩壊によって東側が消失した。その後、2000年前頃には崩壊した凹地の中で噴火が起こり、剣ヶ峰の溶岩ドームが形成された。その以降は歴史時代の活動となり、少なくとも3回の噴火で、山頂部の火口群が形成された(守屋,1999)。
記録に残る火山活動
火山観測
気象庁では,地震計を設置し,白山の火山活動の監視・観測を行っています。
火山活動解説資料
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固有名詞の分類
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