発光タイミングによる分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/28 07:10 UTC 版)
「閃光電球」の記事における「発光タイミングによる分類」の解説
スイッチが入ってから最大光量に達するまでの時間で分類される。 「シンクロ接点」も参照 F級 - 10msで最大光量に達する。1950年代まで使用された。 FP級 - FP接点に設定したフォーカルプレーンシャッターで使用する。後幕が閉まり終わるまで光り続けるよう光量が平均して長く持続するよう設計されている。1980年に販売されていた製品で例を挙げれば6B、プレス6B、プレス6がある。 M級 - 20msで最大光量に達する。M接点に設定したレンズシャッターで使用する。全てのシャッタースピードで使用可能。フォーカルプレーンシャッターでもM接点があれば1/30秒程度以下で使用可能。1980年に販売されていた製品で例を挙げれば3B、5B、プレスB、プレス、22B、22がある。 MF級 - 11msで最大光量に達する。X接点で使用する。レンズシャッターでは全てのスピードで、フォーカルプレーンシャッターではシャッター幕が全開となるスピード以下で使用可能。1980年に販売されていた製品で例を挙げればAG-3Bがある。 S級 - 発光までの時間が長い代りに光量が多い。
※この「発光タイミングによる分類」の解説は、「閃光電球」の解説の一部です。
「発光タイミングによる分類」を含む「閃光電球」の記事については、「閃光電球」の概要を参照ください。
発光タイミングによる分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/04/17 22:13 UTC 版)
「シンクロ接点」の記事における「発光タイミングによる分類」の解説
現在は発光器の大部分がエレクトロニックフラッシュ(要はストロボ)になっているため意識することがなくなっているが、かつて閃光電球を使用していた時代には、閃光電球が信号を与えてから発光するまでにタイムラグがあったため、タイムラグの長さを「級」として閃光電球を分類し、使用者はその閃光電球の級に合わせたシンクロ同調モードを設定して発光させる必要があった。 F接点 F級の閃光電球をレンズシャッターで使用する場合に使用する。旧式のシャッターにしか搭載されていないことが多い。信号を与えてから最大光量で発光するまでに約10ミリ秒のタイムラグがある。 M接点 M級の閃光電球をレンズシャッターで使用する場合に適し、レンズシャッターが全開になるタイミングに合わせて発光させるため全ての速度に同調する。信号を与えてから最大光量で発光するまでに約20ミリ秒のタイムラグがある。 FP接点 より長時間発光し続けるFP級の閃光電球をフォーカルプレーンシャッターで使用する場合に適し、フォーカルプレーンシャッターの高速シャッタースピードに同調する。閃光電球が充分な光量に達するまで10ミリ秒程度は必要なため、シャッターの先幕が走り出すより15~20ミリ秒ほど早く発光を始めさせている。 X接点 MF級の閃光電球とエレクトロニックフラッシュを使用する場合に適する。「X」はXenon(キセノン、ゼノン)の頭文字で、エレクトロニックフラッシュがキセノン管を使用して発光するため。フォーカルプレーンシャッターの場合には先幕が走り切った瞬間に発光させるため、シャッター幕が全開となるシャッタースピードでしか同調しない。ホットシューはエレクトロニックフラッシュの普及以降に標準化されたため、すべてX接点である。
※この「発光タイミングによる分類」の解説は、「シンクロ接点」の解説の一部です。
「発光タイミングによる分類」を含む「シンクロ接点」の記事については、「シンクロ接点」の概要を参照ください。
- 発光タイミングによる分類のページへのリンク