男性型多毛症
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 15:19 UTC 版)
多毛症はしばしば男性型多毛症(hirsutism)として誤って分類される。男性型多毛症は女性と小児にのみ見られる多毛症の類型であり、アンドロゲン感受性の発毛が過剰になることで引き起こされる。男性型多毛症の罹患者には成人男性の発毛パターンが現れる。男性型多毛症の女性の胸部と背部にはしばしば発毛が見られる。 男性型多毛症には先天性のものと後天性のものが存在する。この多毛症は女性の体内における過剰な男性ホルモンの分泌に関係するため、症状にはニキビ、声の低音化、生理不順、男性的な体型の形成が含まれることがある。男性型多毛症はほとんどの場合アンドロゲン(男性ホルモン)血中濃度の増加によって引き起こされる。アンドロゲンの増加が原因となっている場合、アンドロゲン血中濃度を低下させる薬物によって治療することができる。一部の経口避妊薬とスピロノラクトンはアンドロゲン血中濃度を低下させる。
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