男性の尿道に侵入するという風聞
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/27 04:22 UTC 版)
「カンディル」の記事における「男性の尿道に侵入するという風聞」の解説
19世紀の探検家が報告して以来、次のような風聞がある。 カンディルは、ほかの魚が排出したアンモニアに反応するため、時には人間も襲うことがあり、肛門や尿道から膀胱などの内臓にまで侵入された際には、切開による除去手術が必要となる。 実際には、カンディルが男性の尿道に侵入したところが目撃されたことはない。Stephen Spotteの研究によれば、カンディルはアンモニアなどの化学物質には反応せず、視覚で獲物を探す。カンディルに関する文献を調査したIrmgard Bauerは、カンディルの生息域とその地域の人口を考えれば、危険性はないと結論している。1997年にはマナウスでカンディルが尿道に侵入した男性患者を処置したという医学論文が1件あるが、その執筆者を訪れたSpotteは報告は疑わしいものとしている。 アニマルプラネットの番組『怪物魚を追え! S1 アマゾンの殺人魚』では、番組ホストのジェレミー・ウェイドが実際に尿道に侵入された男性との対面に成功し、病院において内視鏡で取り出され、ブラジル国立アマゾン研究所にてホルマリン漬けで保存された個体標本が登場する。またカンディルを取り出す時に撮影された内視鏡カメラの映像もポルトガル語題名のyoutube動画として存在する。
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