由伽の舞【ユカノマイ】(草花類)
![]() |
登録番号 | 第13135号 |
登録年月日 | 2005年 3月 23日 | |
農林水産植物の種類 | りんどう | |
登録品種の名称及びその読み | 由伽の舞 よみ:ユカノマイ |
|
品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 鈴木賢一 | |
品種登録者の住所 | 岩手県胆沢郡衣川村馬懸3番地9 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 鈴木賢一 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「衣川スカーレット」に「夕日のころもがわ」を交配して育成されたものであり、花は内面上部が鮮赤味紫色、中部が淡紫ピンク色、外面が濃赤味紫色で、切花向きの晩生種である。植物体の形状は直立性、草丈は90~119cmである。茎の直径は5.0~7.9mm、横断面の形状は円形、上部の色は緑、着色程度は多、下部の色は緑、着色程度は多である。1節側枝発生数は5~8、2節以上の側枝発生数は7~12、1節側枝発生位置は上部~中部である。葉長は5.0~6.9cm、葉幅は2.0~2.9cm、葉身の形状は広披針形、葉表面の色は濃緑、着色程度は無、裏面の色は淡緑、着色程度は無である。花房のつき方は茎頂~下位節に群生、開花の順序は下部より、頂部の着花数は5~8、茎当たりの総花数は20~29である。花冠の形状は鐘形、長さは4.0~4.9cm、直径は1.2~1.5cm、先端の直径は3.0~3.9cm、転回は外反転、花冠内面上部の色は鮮赤味紫(JHS カラーチャート8906)、中部の色は淡紫ピンク(同8902)、外面の色は濃赤味紫(同8907)、内面上部の斑点は少、内面中部の斑点は中、外面の斑点は少、外面の縞模様の有無は有、色は紫褐である。花冠裂片の長さは8~9mm、幅は10~11mm、形状はⅣ型である。がくの裂片数は5、形状は狭披針形、そろいは不斉、がく筒の形状は筒状である。開花期は晩で、育成地(岩手県胆沢郡衣川村)では9月中下旬である。「衣川ピンク」と比較して、花冠内面上部の色が鮮赤味紫であること、花冠外面の縞模様の色が紫褐であること等で、「夕日のころもがわ」と比較して、花冠先端が外反転していること、花冠内面上部の色が鮮赤味紫であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成7年に育成者のほ場(岩手県胆沢郡衣川村)において、「衣川スカーレット」に「夕日のころもがわ」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、13年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
- 由伽の舞のページへのリンク