用量調節
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/12/07 09:05 UTC 版)
フレカイニドの用量は、患者それぞれの併用薬、疾患併発状態、代謝の影響等により調節すべきである。腎機能障害のある患者では、血中濃度が治療域(中毒域未満)であることを確認する必要がある。加えて、軽度の不整脈に対してはより低用量で使用する事で、副作用の発現頻度を低減させることができる。小児の場合、フレカイニドの用量は体表面積(英語版)を基に決定する。食事がフレカイニドの吸収に影響するので、食事の1時間前に服用させる必要がある。 半減期が延長すると特徴的な心電図のQRS延長が発生し、特に心拍数が多い場合に副作用が発現する。フレカイニドの投与開始や用量変更は、血中濃度が安定するまで(3〜5日間)心電図を観察しながら実施する必要がある。 器質性心疾患のない上室性頻拍(英語版)、発作性心房細動、心房粗動の治療には50mg×2回/日から投与を開始する。血中濃度が安定した後でも効果が不充分な場合は、100mg×2回/日まで増量できる。 重篤な心室性不整脈(心室性頻拍)の治療には、100mg×2回/日から投与を開始することがある。軽度の場合同様、血中濃度が安定するまでは増量すべきでない。
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用量調節
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/04/17 08:24 UTC 版)
シナカルセトは日本国内では12.5mg、25mg、75mgの錠剤が入手可能である。1日投与量は投与開始時は25mg×1回/日から始めて25〜100mg/日まで(二次性副甲状腺機能亢進症の場合)、または25mg×2回/日から始めて25mg×2回/日〜75mg×4回/日まで(副甲状腺癌または原発性副甲状腺機能亢進症の場合)の範囲で調節する。薬剤の吸収性の観点から、食後に服用することが望ましい。 米国および豪州では30mg、60mg、90mgの錠剤が市販されている。錠剤は割錠、粉砕したり口腔内で崩壊させてはならない。
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