後ろ向き用量調節(責任インスリン方式、アルゴリズム法)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/09 21:08 UTC 版)
「インスリン製剤」の記事における「後ろ向き用量調節(責任インスリン方式、アルゴリズム法)」の解説
血糖値に影響する急性疾患の合併がなく、安定した糖尿病に用いられている方法。測定された血糖値に最も影響を与えるインスリンを責任インスリンと呼び、超速効型(または速効型)インスリンを毎食前に注射している場合、朝食前に注射したインスリンが昼食前の血糖値に対する責任インスリンである。ある日の昼前の血糖値が通常より高ければ、翌日に朝食を取る前に超速効型インスリン量を増やす。食事の内容や運動量によって血糖値が変動するので注意が必要になる。 朝食前のRは昼食前の血糖を下げる。昼食前のRは夕食前の血糖を下げる。夕食前のRは就寝前の血糖を下げ、就寝前のNは朝食前の血糖を下げると考えると分かりやすい。 R/Nに代えて超速効型と持効型を用いる場合には、食前低血糖の危険がより少ない。
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