超速効型インスリン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/07/20 20:05 UTC 版)
「インスリンアナログ」の記事における「超速効型インスリン」の解説
2014年5月現在、下記の3種類がある。 インスリンリスプロ:B鎖のアミノ酸について、28番目のプロリンをリジンに29番目のリジンをプロリンに組み換えたもの。商品名はヒューマログ。 インスリンアスパルト:28番目のプロリンをアスパラギン酸に組み換えたもの。商品名はノボラピッド。 インスリングルリジン:ヒトインスリンのB鎖3位のアスパラギンをリジンに、B鎖29位のリジンをグルタミン酸に置換したもの。商品名はアピドラ。 これらは皮下注射時単量体のままであるため血中に入るまでの時間が短く、食直前にインスリンを打つことを可能とする。臨床的には、食事の時間を予測しなくてすむためコンプライアンス(治療が実施される確実さ)が上昇すると言われており、実際にレギュラーインスリンと比べて血糖コントロールが向上するという確かな研究結果(エビデンス)が報告されている。インスリンリスプロとインスリンアスパルトについては他インスリンとの混合型製剤も上市されている。
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