産駒デビュー後(2016年 - )
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 15:45 UTC 版)
「フランケル (競走馬)」の記事における「産駒デビュー後(2016年 - )」の解説
初年度産駒は2016年にデビューし高い勝ち上がり率を見せて順調なスタートを切ると、日本で誕生した母スタセリタのソウルスターリングが阪神ジュベナイルフィリーズを制して産駒の初G1勝利を上げた。初年度産駒が一定の実績を収めた後の供用5年目となる2017年シーズンの種付け料も、従来と変わらず12万5000ポンドの設定となった。翌2017年にはクラックスマンがチャンピオンステークスを同年の欧州最高の評価で制するなど、初年度産駒は3歳になっても好成績を挙げ、産駒の2シーズン目終了時には勝ち上がり43頭でうち31頭がステークス競走に勝利した。この実績から2018年の種付け料は17万5000ポンド(2018年のレートで約2600万円)に引き上げられた。 2019年にはイギリスクラシック競走の勝ち馬も現れ、初めにアナプルナがオークスステークスを制し、さらにロジシャンがセントレジャーステークスをコースレコードで勝利した。 2020年9月にカラハラがフランスのG3ダレンベルグ賞を勝ったことで、「グループ制の導入以降史上最速での産駒の重賞40勝」を達成した。2021年9月にインスパイラルがイギリスのG2メイヒルステークスを勝ったことで、「欧州に拠点を置く種牡馬として史上最速の北半球産産駒の重賞50勝」を達成した。 2021年にはアダイヤー(ダービーステークス、キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス)、ハリケーンレーン(アイリッシュダービー、パリ大賞典、セントレジャーステークス)の両馬を筆頭に欧米各国で年齢、性別・距離を問わない複数の活躍馬が現れ、同年に死亡した父ガリレオの有力後継馬としての地位を高めた。産駒がデビューして6年目となるこの年、初めて英愛リーディングサイアーの座に就いている。英国に繋養されている種牡馬が英愛リーディングサイアーとなるのは、ミルリーフ以来34年ぶりであり、また、賞金額ベースでの欧州リーディングサイアーにも輝いた。これによって2022年の種付け料は20万ポンド(2021年のレートで約3100万円)に増額されることになった。
※この「産駒デビュー後(2016年 - )」の解説は、「フランケル (競走馬)」の解説の一部です。
「産駒デビュー後(2016年 - )」を含む「フランケル (競走馬)」の記事については、「フランケル (競走馬)」の概要を参照ください。
- 産駒デビュー後のページへのリンク