生物保護区
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/03/21 05:58 UTC 版)
1988年にはコルンブレテス諸島が野生生物保護区に指定された。諸島は特定の海鳥の繁殖活動にとって最適な場所である。絶滅危惧種の準絶滅危惧(NT)に指定されているオードワンカモメ(英語版)のコロニーは、この種にとって世界でもっとも重要なコロニーのひとつであり、スペイン地中海沿岸でのこの種の継続的な回復の鍵である。またこの諸島は、スペインにおいてエレオノラハヤブサの安定した個体数を持つ住処である。春季と秋季の渡り鳥の時期には、この諸島はスペイン地中海岸に沿って飛ぶ多くの種が休息のために短期間とどまるためのとても重要な場所である。 その弧立性のために、小さなトカゲの固有種であるイベリアカベカナヘビ(英語版)の亜種、Podarcis hispanica atrataが生息している。植物ではニワナズナ(スイート・アリッサム)という固有種の亜種も生育している。自然公園(英語版)の地位が与えられた後、諸島から豚が根絶された。グロッサ島灯台は自動化されて灯台守が不要となり、人間の存在は公園の管理を担当する生物学者のみである。 諸島の周囲の海域は水面下の水域として保護によって関連付けられている。この領域は400km2の面積を持ち、海中の野生生物の重要なコミュニティが乱されずに栄えている。この領域は1990年に海洋保護区として保護された。
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