かいよう‐ほごく〔カイヤウ‐〕【海洋保護区】
海洋保護区
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/09 19:51 UTC 版)
海洋保護区(かいようほごく)は、海の生態系保全を目的とした自然保護区の一般的な呼称である。漁業で乱獲され、または生態系や生息環境の破壊等により絶滅が危惧されている海洋生物の保全、魚類の繁殖地などの地形の保全が主目的となる場合が多い。 国・地域の領海内であれば管轄政府が漁業や海洋開発(埋め立てや地下資源探査・採掘など)、船舶の航行などを制限することで成立するが、日本では海洋保護区を明確に規定した法は無い。また国際条約が無いため、公海(いずれの国・地域の統治も及ばない海)上に保護区を設ける手段は無いのが現状である。 なお、2006年3月に開催された生物多様性条約第 8回締約国会議(COP8)にて、公海上への海洋保護区の設定について協議が持たれている。
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