生物像
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/09 23:26 UTC 版)
ハルキエリアは前後が円形な長方形(薬剤カプセルのような形)で、全身が麟片で覆われている。特徴的なのは体の前後に1つずつ「貝殻」をもつことである。 Conway Morrisらはこれらの「貝殻」が合わさって腕足動物が誕生したという仮説を提唱している。しかしハルキエリアより2000万年以上後の地層から、「貝殻」を1枚だけ持つオルソロザンクルス(Orthrozanclus)が発見されたことから、前述の仮説の可能性は低くなった。また、鱗片を有する形態に加え、歯舌をもつ化石も認められることから、ウィワクシアと近縁で、単系統のHalwaxiida綱(和名未定)を成すと考えられている。歯舌を有することからオドントグリフスとの関係も指摘されている。
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