瓶原大井手
大井手水路の横には遊歩道が設置され、昔を偲ぶことができる | 疏水の概要 | |
■疏水の所在 京都府木津川市加茂町に訂正(19.3.13合併) 180ha ■所在地域の概要 京都府の南部に位置する加茂町は人口1万6千人を擁する ■疏水の概要・特徴 大井手用水は海住山寺と深い係わりがあり、鎌倉時代になり解脱上人の来住によって海住山寺は再興の気運を得、後継者の慈心上人(覚真、藤原長房)を迎える。 この慈心上人が当時瓶原の地域は畠地ばかりで、稲の成育しない事情に着目し、井手の開前を志し自ら地形を踏査し1222年(貞応元年)に3753間の疏水を完成させたのが大井手用水である。和束川(木津川の支流)に水源を求め川幅1.8m(約1間)水深0.3m(約1尺)勾配1250分の1(頭着工より千本杭までの高低差5.5m)全長6755m、180町歩の開田が水田になり5400石の収穫が出来るようになる。 昭和28年8月の南山城地方の大水害で井手枕と和束川に沿った約1.8kmが根こそぎ崩壊した。 昭和29年に復旧工事に着手し井堰を下流に移して水路はこれまでと反対の左岸伝いに取り、深さ6.4m長さ67mサイフォンで和束川の底をくぐって右岸に移し、その下流に新たに250mのトンネルを堀りこれまでの水路を300m短くし復旧した。 その後平成5年に頭首工は改修しているがその他は完成当時の様相を保ち現在に至っている。 |
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