現在の地域医療支援病院の状況とは? わかりやすく解説

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現在の地域医療支援病院の状況

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/24 02:45 UTC 版)

地域医療支援病院」の記事における「現在の地域医療支援病院の状況」の解説

1996年平成8年4月始まった制度である。当初地域医療支援病院承認され多く医師会病院であった医師会病院はその多くが、外来持たず診療所からの検査(主にCTMRIなど)を請け負う地方建てられ病院である。そういった点から地域医療支援病院として承認されやすい環境であった近年診療報酬削減が進む中、200床以上の急性期民間病院が、地域医療支援病院になることによって得る医療収入増加目指して、条件クリアするため以下のような政策をとり、地域医療支援病院目指した。 紹介状持たない初診患者対す特定療養費徴収による外来抑制 外来部門付属クリニックとして分離し外来抑制 高度検査機器導入による検査紹介患者拡大 救急車による搬送患者受け入れ態勢整備 上記政策の実施により、力の在る民間病院地域医療支援病院承認を受けることとなった地域医療支援病院承認されることによるメリットとしては、当時急性期入院加算急性期特定入院加算(現在は廃止)などの診療報酬加算得られることに加え地域医療支援病院入院加算(1,0001万円)が1人につき入院初日1回加算できることであった。現在は地域医療支援病院多くDPC導入病院であるため、DPC導入病院場合は、機能評価係数加算地域医療支援病院加算代わりに請求している。 患者一人あたり一回入院について10,000収入得られるということは例え300床の病院で、平均在院日数12日とすると、今までと同じ診療行為行っても、約750万円増収となる(年間9,000万円)。 2007年平成19年3月現在153病院である。本来二次医療圏一つ地域医療支援病院承認するという考えであったが、現在全国358二次医療圏対し地域医療支援病院置かれているのは110医療圏である。

※この「現在の地域医療支援病院の状況」の解説は、「地域医療支援病院」の解説の一部です。
「現在の地域医療支援病院の状況」を含む「地域医療支援病院」の記事については、「地域医療支援病院」の概要を参照ください。

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