現在のイベント
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/14 08:52 UTC 版)
7月14日には、フランス各地で一日中花火が打ちあげられる。また慣例として消防士はダンス・チーム bals du 14 juillet を組んで市民に披露する。 午前中にはパリで軍事パレードが開催され、フランス大統領の出席のもとシャンゼリゼ通りからコンコルド広場までを行進する。 パレードは通例エコール・ポリテクニーク、サン・シール陸軍士官学校、フランス海軍兵学校の生徒による行進で幕を開け、歩兵部隊、機械化部隊が登場する。フランス空軍のアクロバット飛行チームであるパトルイユ・ド・フランスも演技飛行をおこなう。近年においてはフランスの同盟国の要人を招待することが慣例となっている。2004年には英仏協商の100周年を記念して英軍の各部隊 (イギリス海兵隊、王室騎兵乗馬連隊、グレナディアガーズ、王立騎馬砲兵・国王中隊) がシャンゼリゼを行進し、英空軍のレッドアローズが演技飛行をおこなった。2008年にはPKO部隊もパレード参加した。2014年には第一次世界大戦開戦100年として参戦した約80カ国が招待された。 パレードには軍だけではなく、フランス共和国親衛隊およびパリ消防工兵旅団、フランス国家警察も参加する。行進の最後尾は常にフランス外人部隊が務める。これは正規軍などの観閲行進曲が毎分120歩の歩調であるのに比べ、外人部隊では毎分88歩と遅いためである。沿道からはパレードの各梯隊に対して大きな歓声が浴びせられる。 その後、フランス共和国大統領の演説がおこなわれる。パレード終了後にはエリゼ宮殿において茶会が催される。パリ祭当日にはツール・ド・フランスが開催されており、フランス出身選手はこの日のレースを特別視して勝利を収めようとすることが多い。
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