犯土とは? わかりやすく解説

つち【土/地】

読み方:つち

岩石分解して粗い粉末になったもの。土壌。「花壇の—を入れ替える

地球陸地表面地面大地。「故国の—を踏む」

「天」に対し地上のこと。

「空から—へひと息ポーン降り立つの脚」〈虹・の脚〉

鳥の子紙の一。紙の原料となる植物繊維泥土をまぜて製した下等な和紙

(「犯土」「」「」とも書く)陰陽道(おんようどう)で、土公神(どくじん)のいる方角犯して工事などをすることを忌むこと。また、その期間。暦の庚午から甲申までの15日間をいう。つちび。

人の容貌(ようぼう)の醜いことをたとえていう語。

御前なる人は、まことに—などの心地ぞするを」〈源・蜻蛉

地下(じげ)のこと。

「—の帯刀(たちはき)の、歳二十ばかり、長(たけ)は一寸ばかりなり」〈落窪・一〉

[下接語] 赤土・荒(あら)土・合わせ土・上(うわ)土・置き土・鹿沼(かぬま)土・壁土・黒土・肥え土・白(しら)土・底土・叩(たた)き土・作り土・床(とこ)土・苦(にが)土・粘(ねば)土・練り土・埴(はに)土・粘(へな)土・惚(ほ)け土・真(ま)土・盛り土・焼き土・焼け土・痩(や)せ土・用心土

[補説] 作品名別項。→土


犯土

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/03 08:26 UTC 版)

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犯土(つち、ぼんど)は選日の一つ。

庚午甲子から数えて7番目)から丙子(13番目)までの7日間を大犯土(おおづち、大土)、戊寅(15番目)から甲申(21番目)までの7日間を小犯土(こづち、小土)という。その間の丁丑(14番目)を間日(まび)、犯土間日(つちまび)、中犯土(なかづち)といい、この日は犯土には含まれない。あるいは犯土には含まれても犯土の禁忌は存在しない。犯土期間には土公神(どくじん)が本宮、あるいは土中にいるため土を犯してはならない。穴掘り、井戸掘り、種蒔き、土木工事、伐採など土いじりは全て慎むべきとされている。特に地鎮祭等の建築儀礼には凶日とされる。これらの内容は土用と共通する。犯土とは元来、これらの「土を犯す行為」、特に現在の地鎮祭に相当する儀式を意味したが、後にそれを禁じる禁忌やその期間へと意味が変化した。

参考文献



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