物質的存在としての「色」とは? わかりやすく解説

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物質的存在としての「色」(五蘊の一要素)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/07 08:52 UTC 版)

色 (仏教)」の記事における「物質的存在としての「色」(五蘊の一要素)」の解説

五蘊(パンチャッカンダ)パーリ仏典による 色(ルーパ物質的存在 四大(マハーブータ)元素 ↓ ↓ ↓↓ 触 (パッサ)接触 ↓ ↑ 識(ヴィンニャーナ)認識作用 →← ← 心所(チェータシカ)精神的要素 受(ヴェーダナー)感受作用 想(サンニャー)概念 行(サンカーラ志向作用 出典: MN 109 (Thanissaro, 2001)[信頼性検証] いろ、形あるもの。認識対象となる物質的存在総称一定の空間占めて他の存在相容れないが、絶え変化し、やがて消滅するもの。仏教ではすべてが修行である、禅定前提考えられるため、存在はすべて物質的現象見なされる物質的現象であるから諸行無常諸法無我であり、縁起であるからこのような現象生じている。 「色・受・想・行・識」の五蘊(ごうん)の一要素漢訳で「色」と訳されサンスクリット語ルーパrūpa)は、「色彩とともに「形」という意味も含んでいるため、「いろ」「かたち」表現される物質的存在という意味が、すべて「色」という漢語中に集約されている。最初は我々の肉体だけを指していたが、「変化して壊れゆくもの」「他物同一空間共有できないもの」「現象として顕現しているもの」などの意味をもち、現代の「物質」に近い概念となった。なお、四大種によって造られた色のことを所造色という。 『般若心経においては、「色即是空 空即是色(色はこれ即ち空である。空はこれ即ち色である)」等の箇所用いられている。

※この「物質的存在としての「色」(五蘊の一要素)」の解説は、「色 (仏教)」の解説の一部です。
「物質的存在としての「色」(五蘊の一要素)」を含む「色 (仏教)」の記事については、「色 (仏教)」の概要を参照ください。

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