父・麻原彰晃に対する評価
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/12 09:31 UTC 版)
「松本麗華」の記事における「父・麻原彰晃に対する評価」の解説
松本麗華は実父である麻原彰晃(松本智津夫)について、著書やブログ、また週刊誌の取材などにおいて次のように語っている。 世間のイメージと実像とのかい離があまりにも大きかった。2004年、逮捕から9年以上たち接見したが、別人のように痩せこけ髪も歯も抜け落ち老人のような姿であった。詐病だと思っていたが、面談を重ねても何の反応もなく、精神が崩壊した姿に衝撃を受ける。 「父と会ったら、何を言おう。優しい声で、わたしの名前を呼んでくれるに違いない」と夢想していたが、父は完全な廃人になっており、「父と言葉を交わしたい」という望みは、数十回の接見中、一度も叶えられなかったため、うつ状態になった。 裁判時には麻原はすでに精神が崩壊しており、何も語らないままに裁判が進行し死刑が確定したことや、幹部らが父のメッセージを自分に都合のよいように変えたり、アーチャリーの名を無断で使いその後の教団運営がなされた事実から、父の事件への関わり合いについては保留にという立場を保っている。 麻原の空中浮揚については、見たことがなくやって見せてほしいといったが「疲れているから」と断られた。ただし、体が勝手に跳びはねる空中浮揚の前段階とされるダルドリー・シッディ現象は何度も目撃している。 麻原の精神鑑定書はかなりの部分が嘘にもとづく報告からなっており、例えば鑑定書には食事をこぼさずに食べたとあるが、麻原はもともと目が見えないので食事はこぼすため、胸にバスタオルを巻いて食事していた。 TwitterなどのSNS上で「松本麗華は麻原彰晃の無実を主張している」と批判する者もいるが、実際には「法に従い裁判を執り行ってほしかった」と主張しているだけで、事実についての判断は留保したままである。
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