熊本地震への救援活動
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「赤ちゃん一時避難プロジェクト」の記事における「熊本地震への救援活動」の解説
2016年(平成28年)の熊本地震の発生に際し、福岡県豊前市が本プロジェクトに賛同したことで、同2016年4月より、同地震で被災した未就学児と家族の一時避難が開始された。熊本地震で、このプロジェクトによる受け入れ表明をした自治体は、豊前市が初めてである。豊前市が10世帯分10戸の市営住宅を無償で用意し、その光熱水費も負担した。昼と夕方の食事を提供したほか、職員に呼びかけて集めた家電製品や日用品、生活必需品も貸し出した。また、支援物資を被災地に送り、義援金は2016年4月末時点で118万円になった。 次いで北九州市の協力により、2016年5月からは北九州市による一時避難が開始された。同市内の市営住宅を一時避難場所として無償提供したもので、家賃、敷金は無料で、連帯保証人は不要とされた。また、水道料金を免除したほか、指定ゴミ袋やトイレットペーパーなどの生活用品も無料配布された。保育所や幼稚園での受け入れが可能で、その保育料も免除された。 熊本県大津町の体育館での避難生活を経て豊前へ避難した家族らからは「避難所では夜泣きで迷惑をかけることなどで行き場がなかったので、車で寝ていたので、助かった」「避難所ではインフルエンザも発生した」「家族だけの時間が取れ、リラックスできた」など、喜びの声が寄せられた。
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