無料化後の渋滞発生と再度有料化へ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/05 10:00 UTC 版)
「八木山バイパス」の記事における「無料化後の渋滞発生と再度有料化へ」の解説
かつては西日本高速道路(NEXCO西日本)九州支社が管轄する一般有料道路として供用されていたが、2014年(平成26年)10月1日に無料開放された。 有料道路であった時点の交通量は、約1.2万台/日程度であったが、無料化後は約2.3万台/日とほぼ倍増している。反面、交通量が飛躍的に倍増した結果、朝夕を中心に渋滞が頻発するようになり、それに伴う事故も無料化前の3倍に増えるなど、深刻な事態が発生している。 渋滞が多発する現状に加え、車線を塞ぐ事故が発生すると出入りに対して制限の多い八木山バイパスで身動きが取れないことから、福岡県は4車線化工事やフルインター化への工事を求める要望書を国土交通省に提出した。通行無料を前提とした税金による整備手段では予算の確保が困難であることから、有料道路方式で再整備する公算が高くなっていた。 2019年(平成31年)3月29日、国土交通省道路局は八木山バイパスの有料道路事業の導入ならびに4車線化の整備を認可した。2020年(令和2年)4月から工事が始まり、篠栗IC - 筑穂IC間が2024年度(令和6年)中、筑穂IC - 穂波東IC間が2029年度(令和11年)中の開通を目指している。通行料金は普通車で「250円+消費税」を想定している。徴収期間は高速道路機構との協定では2026年(令和7年)4月1日から2050年(令和32年)9月30日の予定。 総事業費は360億円、計画交通量は約18,100~19,300台/日、費用便益比 B/C =1.4 である。
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