漫遊先のエピソード
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 07:58 UTC 版)
「水戸黄門 (パナソニック ドラマシアター)」の記事における「漫遊先のエピソード」の解説
『勧進帳』や『奥の細道』『忠臣蔵』などを元ネタにしたものが度々登場する。また、珍しいエピソードとして、太宰治の「走れメロス」をモチーフにしたものや末期ではグリム童話の『シンデレラ』をアレンジした回もある。 旅先では、今日に伝わる伝統工芸が生まれるきっかけに遭遇したり、時代的にも場所的にもありえない技術を生み出した職人が現れるも、その技術が事件・騒動の種になり生み出した職人が技術の封印・破棄するエピソードもある。 劇中の老公一行のように諸国を旅した「松尾芭蕉」が登場し旅先で遭遇する話や、もはや存在が伝説とまでいわれる木彫りの名工「左甚五郎」が現れる話もある。 賭場は主に弥七が世情や裏事情を探る舞台であるが、光圀が旅先で出会った流れ者(遊び人)にそそのかされて勝負するも、その賭場のイカサマによって素寒貧にされてしまうのが殆んどである(ただし、弥七が裏でイカサマを阻止したりお銀が壺振りでは有利な目を出して賭場の頭のド肝を抜く)。 旅芸人一座と旅先で関わっている場合、光圀が劇作家として土地の悪代官・悪奉行・悪徳商人の悪事を滑稽に暴露した筋書きを書くのも多い。その場合、一行自ら役に扮して芝居を行うこともある。大抵、弥七が悪代官、八兵衛がその手下の悪徳親分に扮し、演者の中谷一郎・高橋元太郎は実に楽しげに生き生きと悪人役を演じている。
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