準備から離陸までの要領
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/24 00:08 UTC 版)
気球の準備から飛行・回収までは、おおむね以下の要領で実施される。 使用する各機材の点検と確認 運搬車両(チェイスカー)への機材積込 風船を放ち、風向・風速の確認と立ち上げ位置・方向を決定する 荷卸 ゴンドラとロードフレーム(バーナー)の連結 ゴンドラへのシリンダーの固定と、シリンダーとバーナーの連結およびガス漏れの確認、消火器の確認 バーナーへ点火し動作確認およびガス漏れの確認をした後消火し、ゴンドラを横転させる 球皮保護のためグラウンドシートを敷き、その上に球皮を展開する 球皮とロードフレームの連結 計器類および無線の動作確認 球皮の口を広げインフレーターで送気する 球皮下部の左右をクルーが開口するように保持している。 パラシュートの確認と固定 頂部(クラウン)にあるクラウンリングから伸びるクラウン・ロープを保持し、球皮の方向や位置を制御する クイックリリースなどを用いて、重りと気球を連結しておく 着火しバーナーで熱気を送り込む バーナーによる熱気送出時には、開口部を保持しているクルーが熱気で火傷をしたり球皮を燃やさないよう、細心の注意が求められる。 浮力が付き気球が自立する 安定するまで離陸しない程度に熱気を送り込む 計器類の積込を行い、パイロット以外が搭乗する 風向きと上方の確認の後、離陸する バーナーとリップで高度を調整しながら飛行する 地上クルーはチェイスカーで気球を追走する 着陸可能な場所を選定し、高度を下げ着陸する 必要であれば乗員の交代やシリンダーの交換を行い再度離陸する 飛行を終了する場合、乗員と機材を回収する 使用したシリンダーへのガスの充填および機材の点検・修繕 Tokyo Midtown DESIGN TOUCHIでの熱気球、球皮を広げる(2009年10月24日撮影) 同左、インフレーターで空気を球皮内に送る(2009年10月24日撮影) 同左、ある程度球皮内に空間ができたところで、バーナーで熱気を送り球皮を膨らませる(2009年10月24日撮影) 同左、熱気による浮力で気球が立ち上がる(2009年10月24日撮影) 同左、十分に熱気を送り込んだ後、パイロット以外の乗員がゴンドラに乗り込む(2009年10月24日撮影) 同左、気球が上昇、下を見下ろす(2009年10月24日撮影)
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