球皮(エンベロープ)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/04 22:37 UTC 版)
飛行状態の熱気球において最も巨大な部分。収納時は全ての空気が抜かれ、ゴンドラに収まるくらいにコンパクトになる。材質は主にポリウレタン気密コーティングされたナイロンやポリエステルで出来ており、荷重を受ける部分はナイロンやポリエステル製のロードテープにより補強されている。これらは主にポリエステル等の糸で縫製されている。耐熱性を要する場所はノーメックス等の糸で縫製される。 また、バーナーの近く(開口部周辺)は耐熱性を高めるためにアラミド繊維のノーメックスやコーネックス、ノボロイド繊維のカイノールなどで耐熱性を高めた物もある。飛行するごとに気密コーティングや素材の強度が劣化していく。素材により異なるが通算約200~600時間、飛行することができる。 形状、大きさ、配色は、用途や購入者の趣向によって多種多様である。シェイプ気球と呼ばれる物をかたどった特殊な気球も存在する。
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