アドバルーン業界の現況
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/04 01:31 UTC 版)
「アドバルーン」の記事における「アドバルーン業界の現況」の解説
屋外用アドバルーン広告が衰退してから、屋外用として主に使用されている場所は、郊外の低層階の店舗やイベント会場、展示会場などである。そして、屋内展示場、見本市会場、イベント会場、大型ショッピングセンターなどの室内装飾に用いられることも多い。 広告文を係留気球本体に巻き付けて係留するものや、宣伝文はなく自動車や魚、企業のキャラクターの形状などの変形気球が使われたり、屋内の展示場で屋上から吊り下げて使われるように、気球自体がブースの目印や広告媒体の役目を果たすものもある。 従来型の紅白アドバルーンは最盛期に比べ数は激減したが、今日では逆に物珍しさによって利用されることもある。また、住宅展示場などでは場所案内への目印として使用されることもある。 また従来の紅白アドバルーンに取って代わり、特注品の変形バルーンが多くなっている。これらはキャラクターや各種メーカー品、企業ロゴなどが象られたもので、趣向を凝らしたものである。他にも室内をホバリングする飛行船や出入り口に取り付けられるエアアーチといった応用商品も多く、これらは皆アドバルーン製作、掲揚の技術を応用、発展させたものである。更に、球皮がスクリーン加工され映像装置を内蔵したバルーンも製作されている。 業界では、これらを含めた宣伝広告用のバルーンをまとめてアドバルーンやインフレータブルバルーンと呼んでいることが多い。
※この「アドバルーン業界の現況」の解説は、「アドバルーン」の解説の一部です。
「アドバルーン業界の現況」を含む「アドバルーン」の記事については、「アドバルーン」の概要を参照ください。
- アドバルーン業界の現況のページへのリンク