深きものの血縁
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/14 14:30 UTC 版)
「オーベッド・マーシュ」の記事における「深きものの血縁」の解説
プトトヤ・ライ (Pth'thya-l'yi) オーベッドの2人目の妻。海底都市イハ=ンスレイ(Y'ha-nthlei)からやって来た人外。8万年生きているとされる。オーベッドとの間に3人の子供を儲けた。2人は行方不明になり(≒海へ行った)、残る1人がアーカムのベンジャミン・オーンと結婚した。 日本語版では、ス・スヤ・ルアイとなっているものもある。 オーベッドの娘 オーベッドとプトトヤ・ライの娘。フランスに留学して教育を受けた。南北戦争の後に帰国し、ベンジャミン・オーンと結婚する。自分の一族について何も知らされておらず、最終的には病で世を去る。 イライザ・オーン オーベッドの孫娘。父親は人間(ベンジャミン・オーン)。オハイオのジェイムズ・ウィリアムスと結婚し、3人の子供を作った。 「インスマスの影」の主人公の祖母である。風変わりな容姿や言動が、主人公含め一族でも気味悪がられていた。最終的には海へ帰る。 ダグラス・ウィリアムス イライザの息子の一人。イライザに良く似ていたと言われる。一族について調べ、真相を知り自殺する。 ウォルター・ウィリアムス イライザの息子の一人。ローレンスの父。 ローレンス・ウィリアムス イライザの孫の一人。ウォルター・ウィリアムスの息子で、「インスマスの影」の主人公の従弟にあたる。体調不調を訴えて入院中。 インスマスの影の主人公 オーベッドの玄孫であり、イライザの孫。ラブクラフトの小説「インスマスの影」の語り手となる主観人物。 作中において名前が明かされていないが、ラヴクラフトの覚書によると名前はロバート・オルムステッド。あるいは、ウィリアムスという名前が当てられることがある。 好古趣味で古い街並みを見たいと考え成人の祝いに1人でニューイングランドを旅行し、偶然に自分のルーツの関心を持つようになる。自分の一族を調べる内にオーベッドと深き者の関係に行き着く。最後は、子供のころから嫌っていた祖母イライザの待つ海底都市イハ=ンスレイに従弟のローレンスと共に向かおうと考えるまでになった。 バーナード・マーシュ (Barnabas Marsh) 「インスマスの影」1927年時点での当主。マーシュ老と呼ばれるインスマスの有力者。オーベッドの「人間側の」息子オネシフォラスと、深き者の女性の間に生まれた混血児。 金の精錬所を経営しており、カーテン付きの車で外出する。もともとあったキリスト教会の建物をダゴン秘密教団の集会場として利用している。既にインスマス顔の特徴が表れており、まぶたを閉じることができないと言われている。1927年の政府の手入れによって殺される。
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