海外の評価
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 23:14 UTC 版)
「北海道・北東北の縄文遺跡群」の記事における「海外の評価」の解説
総体的に海外における縄文文化のイメージと評価は、造形美溢れる土器や独創的な土偶、1万年にもわたり争いがなかった平和な社会、気候変動にも対応した自然と人間の共生などが上げられ、「浮世絵が西洋絵画へ与えた影響が評価され富士山が富士山-信仰の対象と芸術の源泉として世界遺産に登録されたように、縄文土器や土偶が造形作家へ与えた影響も評価されるべき」とする。また、「争いを避けようとする現代の日本人にもみられる協調性という気質の根源は縄文にある」、「国土の6割強を占める森林面積や清浄な河川・海洋において今なお生物多様性が保たれていることは縄文の原風景を伝えている」とする。その上で、世界遺産候補に選定された北海道・北東北の縄文遺跡は、これらの評価を全て網羅しており、その証拠としての遺跡や出土品から縄文の世界を体感できるとした。 また、後期~晩期にみられるストーンサークルは諸説あるが、縄文人の深い精神性や天文学的な知性を感じられ、単なる考古遺跡ではなくスピリチュアルなものを感じることができる文化的空間であり場所の精神(英語版)を伝承しているとも評価する。
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