浦和サポーター
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/09 08:43 UTC 版)
「浦和レッズ差別横断幕事件」の記事における「浦和サポーター」の解説
浦和は3月15日に行われたサンフレッチェ広島戦から、全サポーターに対し、リーグ戦、カップ戦、ホーム、アウェイを問わず、すべての横断幕、ゲートフラッグ、旗類、装飾幕などの掲出を禁止する措置を下した。さらに3月27日、サポーターの中核を担っていた「URAWA BOYS」をはじめ「クルバ・エスト」に所属する11グループの解散を発表した。この解散についてクラブ側は11グループからの申し出による自主解散と回答したが、後のサポーターへの取材により事件に直接関与しないグループに対し、クラブ側が圧力を加えた上での解散であることが判明した。 事件後、総合週刊誌『SPA!』は「かつてリーグ屈指の熱狂的応援と称された応援スタイルは、横断幕などの掲出禁止措置によりビジュアル面での迫力を失い、中核グループの解散により全体の統率力を失うなど、転換期を迎えた」と報じた。また、マッチデープログラム編集者の清尾淳は「1992年から積み上げてきた応援の形やスタンドのルール作りが崩れたのは間違いない」とした上で「それをどこで食い止め、どういう状態でまた積み上げ始めるか。今後の動きにかかっている」と評した。 この後、2014年11月から人文字(コレオグラフィー)を使った応援を解禁。横断幕は2014年一杯の解禁は見送られたが、2015年3月からはレッズ主管試合に限り、人権侵害や特定者・団体の誹謗中傷などを防ぐ観点から、事前の申請・審査を義務付けることを前提に、横断幕の掲示を再開することが決まった。横断幕作成者には試合開始の原則6時間前までに、専用のビブス(ゼッケン)を着用したうえで、広告幕に被らないなどの諸所の条件付きで設置してもらう。設置後は試合終了まで横断幕の取り外しや付け替え、また複数人で横断幕(ゲートフラッグも)を持つことは禁止とする。また審査を完了していない(受けていないものも含む)横断幕の設置、並びに引き続きアウェー・中立地 ゲームでの横断幕は全面禁止となる。
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