法令における「建国」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/26 15:00 UTC 版)
「日本国の建国」の記事における「法令における「建国」」の解説
1872年12月15日(明治5年11月15日)には、神武天皇即位紀元が西暦紀元前660年に始まると定められ、これを元年とする紀年法・「皇紀」が明治6年1月1日(1873年1月1日)から使用された。また、明治5年太政官布告第342号により法的にこの事績を建国とした。 其の後、公的には、この神武天皇即位紀元をもとに1957年(昭和32年)頃から「建国記念日」制定に関する法案が9度に渡り提出されてきたが、歴史学の立場から見る神武天皇の即位は、当の記紀に何人もの人が100歳以上生きていたなどの記述もあることから神話と見られ事実でないとするのが戦後の大勢であったため、いずれも成立には至らなかった。しかし1966年(昭和41年)建国記念の日となる日を定める政令(昭和41年政令第376号)により、2月11日が「建国されたという事象そのものを記念する」として「建国記念の日」が定められた。神武天皇の存在については実在論もあり、議論は続いている。戦後、皇紀の使用は、一部を除き殆ど無くなった。
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