没後の脚光
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1980年(昭和55年)に福岡県立美術館で「近代洋画と福岡展」が開催、同県出身の有名画家に混じり無名の野十郎の作品1点『すいれんの池』が日本ゴム株式会社の出品によって展示された。当時新人学芸員の西本匡伸はこの絵に強烈な印象を覚え、高島の生家や親族・知人を回って散逸した作品76点を集め、1986年(昭和61年)秋、同館にて「高島野十郎展」を開催して注目を集めた。その後、NHK『日曜美術館』で放映され全国的に知られるようになり、晩年を過ごした柏市(2003年)のほか、東京都三鷹市(2006年)などでも展覧会が開かれ、同年のテレビ東京、2008年(平成20年)には再度NHKでも取り上げられて俄然脚光を浴びるに至った。 和太鼓奏者の林英哲は野十郎に深い共感を抱き、2000年に彼をテーマにした組曲『光を蒔く人』を作曲している。
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