池田城の拡張とは? わかりやすく解説

池田城の拡張

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/21 08:30 UTC 版)

池田城 (摂津国)」の記事における「池田城の拡張」の解説

築城当初は、主郭部分(本丸相当する部分)と小さな曲輪取り付けた小規模なであった主郭中には枯山水風の庭園築かれており、戦闘防御施設中に文化施設設けられ、この時代から城は生活の場所でもあったとうかがわせる。その後池田城何度落城をしており、その都度防御機能縄張り強化していく。 池田城最初に落城したのは、応仁の乱東軍について、文明元年1469年)に西軍大内政弘の軍に攻められた時である。この時はすぐに奪回したので被害少なく大規模な改修はなかったと思われる次いで永正の錯乱端を発した細川氏内紛細川澄元派に属していた池田貞正は、永正5年1508年)に反対勢力であった細川高国攻撃受けて落城、貞正は自殺して子の信正逃亡した発掘調査炭層焼土厚く堆積していることが確認されており、池田城被害をうけたと見受けられている。その後享禄4年1531年)の大物崩れでも高国攻撃を受け、この戦いの後に城の復興主郭の堀を広げ周り土塁設け南側にも連郭状の曲輪設け防御陣地広げていった。天文2年1533年)、享禄・天文の乱2月一向一揆敗れて堺から淡路逃れていた細川晴元4月にこの城に入城畿内戻った永禄11年1568年)、池田勝正織田信長抵抗した織田軍の攻撃を受け落城した。しかし勝正は抵抗したお咎めを受けなかった上に逆に評価され信長から6万石を賜って家臣となった池田城信長の持つ「虎口」などの城郭技術取り入れてより拡張した池田城虎口城内二度曲げそれ以外東側横堀二条掘削し大規模な曲輪設け城域拡張した。 勝正は信長摂津三守護1人任命され金ヶ崎の退き口では殿を務めるなど活躍したが、三好三人衆についた一族池田知正荒木村重池田城から追放された。

※この「池田城の拡張」の解説は、「池田城 (摂津国)」の解説の一部です。
「池田城の拡張」を含む「池田城 (摂津国)」の記事については、「池田城 (摂津国)」の概要を参照ください。

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