池之端しのぶ亭
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/06 13:47 UTC 版)
2013年1月2日に開場。こけら落としでは好楽が「一眼国」を、王楽が「ん廻し」と「牛ほめ」を演じたが、奇しくも「一眼国」は、彦六が生涯最後に演じた演目でもある。 東京メトロ千代田線・根津駅が至近。 新築した3階建自宅ビルの1階の手前を大広間、奥を寄席として設計して営業している。 客席部分はフローリング敷きで、客は座布団の上に座る(足腰の弱い人には椅子の貸し出しも行う)。収容人数は40人から50人と寄席としては狭いが、マイク無しで落語が聞ける。好楽自身は広さについて「地声の方が芯からお客さまに伝えることができる」「これくらいの広さであれば、噺家は客席の最後列に座るお客さんの表情まではっきりと見ることができ、勉強になる」としている。 高座の右後方は、楽屋との往来となっている。往来には、開場当初は普通の柄の暖簾がかかっていたが、2014年以降では後援会から贈られた、彦六一門の定紋「光琳の蔭蔦」と圓楽一門の定紋「三ツ組橘」、「池之端しのぶ亭」の字に『笑点』で使用の「隅切り鉄砲角にかたばみ」の紋が染め抜かれた暖簾がかかっている。楽屋には、彦六の写真が飾られている。 一門や若手のほか、笑福亭鶴瓶などの大物や、ラジオパーソナリティーの小池可奈なども高座に上がっている。 大喜利内ではメンバー(特に6代目圓楽)から、師匠・5代目圓楽が開設した寄席「若竹」の末路になぞらえて、「潰れた」「解体工事中」「あれは落語をやる場所ではない」などとネタにされることも多々ある。また、「マンツーマンで落語が聞ける(客が入らないという意味)」とも茶化されている。 貸席であるが、あくまで好楽邸の一角であり、新年会の会場に使うこともある。WEBサイトはなく、運営スケジュールなども公開していない。
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