気送管ポストとは? わかりやすく解説

気送管ポスト

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/12 16:25 UTC 版)

気送管」の記事における「気送管ポスト」の解説

気送管ポスト または 気送手紙圧縮空気管を使用して手紙を送るシステムである。スコットランド技術者ウィリアム・マードックによって1800年代発明され、後にロンドン空気輸送会社によって実用化された。気送管ポストシステムはいくつかの大都市19世紀後半から始まったが、20世紀にはほとんど廃止された。 形式上屋内運搬屋外長距離運搬分けられ前者比較速度速くなくてもよく、空気消費量少ないが、後者速度空気消費量経済的におおいに問題となり、種々の考案なされた。管の直径最小1.25インチからで、2.25インチ標準寸法のものはおもに電報用である。大型では4インチ×7インチのものもあるが、日本では用いられなかった。ドイツでは容器用いず厚紙一端折り曲げてそのまま送る扁平管の気送管がある[要出典]。フランスパリでは1866年から気送管用いた手紙配送システム構築し1934年には136か所のパリの全郵便局気送管結ばれ数十分で手紙目的地到着していた。このシステム1984年まで稼働していた。日本においては東京大阪神戸中央電信局と、市内局との間に設けられまた、東京中央電信局受付通信室との間のような局内搬送用にも利用された。東京中央電信局天井からは数十本の真鍮管が下り市内22局と連絡し1日1万数千通を取り扱った[要出典]。 第二次世界大戦までの巡洋艦以上軍艦では無線電信室を容易に破壊されないよう艦橋構造物の下の艦内設置するため、艦橋との間で電文原稿やり取りする目的設置する場合があった[要出典]。

※この「気送管ポスト」の解説は、「気送管」の解説の一部です。
「気送管ポスト」を含む「気送管」の記事については、「気送管」の概要を参照ください。

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