民族衣装の基本的な構成
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/06 00:33 UTC 版)
「レーダーホーゼン」の記事における「民族衣装の基本的な構成」の解説
ここに記したのは一部の例(バイエルンの祭礼服)であり、ドイツやオーストリア、スイスなどの地域・県・州ごとに仕立てや着こなしに違いがある。 半ズボンは黒い鹿革製で、裾などに緑の刺繍が入っている。基本的には裏革であるが、無地の表革を用いたものもある。なお、このズボンで特徴的なのは、前開き部分が本股仕立てではなく、水兵ズボンのように手前に開くタブ状の開き部分を、左右のボタンやファスナーで留めるようになっていることが挙げられる。 肩紐 (Hosenträger) は通常共革製、もしくは別の革製で黒いものが一般的である。幅は比較的広く前胸部分がH型になっており、その横紐に当たる胸当て部分 (Quersteg) が肩紐よりもやや広い楕円形や紡錘形になっているものが多い。また、この部分に花の刺繍が施されていたり、県や州のワッペンなどが付けられているものもある。肩紐全体にチロリアンテープの様な刺繍が施されたものは、オーストリアやスイスに見られる。 綿製か麻製の白いシャツに深い青色のネクタイを締める。このときネクタイは胸当ての下を通る。 靴下は灰色のウール製で上部に緑の二本線が入ったもの。これに黒のハーフブーツや短靴を合わせる。 帽子は緑のフェルトで飾り紐を巻き、ヤギの毛の飾りを留めている。
※この「民族衣装の基本的な構成」の解説は、「レーダーホーゼン」の解説の一部です。
「民族衣装の基本的な構成」を含む「レーダーホーゼン」の記事については、「レーダーホーゼン」の概要を参照ください。
- 民族衣装の基本的な構成のページへのリンク