民主党政権初の新規着工
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/05 09:05 UTC 版)
「整備新幹線」の記事における「民主党政権初の新規着工」の解説
2009年9月の自民党から民主党への政権交代に伴い、大幅な公共事業の見直しが行われ、北海道・北陸・九州(西九州ルート)の未着工区間の建設は一時凍結されることになった。これらの区間については、莫大な建設費や並行在来線の分離に対する沿線自治体の合意などの面でも大きな問題を抱えていた。しかし、JRが支払う線路使用料を建設費に充てることで財源の目途が立ったことや沿線自治体との協議が進んだこと、また、東日本大震災以降、軸となるインフラの整備を集中的に行っていく方向に進んでいたこともあり、2011年末に、沿線自治体との合意という条件付きで以下の3区間の新規着工の方針が国土交通省によって示された。 北海道新幹線:新函館駅(仮称。現・新函館北斗駅) - 札幌駅間 212 km 北陸新幹線:金沢 - 敦賀駅間 124 km(福井駅部分を除く) 九州新幹線長崎ルート(西九州ルート):諫早駅 - 長崎駅間 21 km。武雄温泉駅 - 長崎駅間をフル規格で一体整備に変更。 そして、2012年6月29日に正式に着工が認可された。北海道は2035年度、北陸は2025年度、九州(西九州ルート)は着工済の武雄温泉 - 諫早間を含めて2022年度の完成を目指して建設が進められることになった。その後、自民政権下の2015年1月14日に前倒しが正式に決定した。
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