民主党政権時代以降
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2009年8月30日に行われた第45回衆議院議員総選挙の結果、鳩山由紀夫・菅直人ひきいる民主党が政権の座に着き、「政治主導」の外交が標榜された。2010年9月7日、尖閣諸島中国漁船衝突事件が発生し、中国漁船に衝突された海上保安庁は中国漁船の船長を逮捕した。当初日本側は「法に基づき粛々と対応」(岡田克也外相)するものとしていたが、中国側は事件発生の日から5回にわたって北京駐在の丹羽宇一郎大使を呼び出すなど、日本側の措置に強硬に抗議、9月24日、船長は日中外交に配慮した日本の政治的判断にて釈放されたが、中国側は日本への強硬姿勢をかえって強め、暴徒化した民衆による日本企業などへの破壊行為が中国各地で発生した。日本国内でも中国と民主党政権への批判が高まり、日中関係は緊張した状況となった。 「2010年尖閣諸島抗議デモ」を参照 2010年11月4日21時過ぎ、YouTubeでsengoku38という投稿者が衝突事故の映像を投稿した(この映像は、11月5日に投稿者自身がアカウントごと削除された)。38は中国や台湾の一部でつかわれる侮蔑の表現であると言われているが真相は不明。 「尖閣諸島中国漁船衝突映像流出事件」を参照 尖閣諸島中国漁船衝突事件の後の、2010年10月に実施された内閣府の世論調査によれば、中国に対して「親しみを感じない」とする者の割合が77.8%(「どちらかというと親しみを感じない」30.5%+「親しみを感じない」47.3%)となっており、日本の反中感情も高い。
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