毛皮と色
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/28 19:44 UTC 版)
被毛は基本的に中くらいの長さで(個体差はあるものの)、柔らかくなめらかな手触りである。しかし大半の長毛種が持つようなふわふわのアンダーコートは持たない。 2匹のバリニーズの子供は、バリニーズとシャム猫との子供よりも被毛が長くなる。すべての場合で、しっぽはさらに長い毛が、ふさふさと、あるいはフリンジ飾りのように生えていなければならない。目の色は淡いブルーからサファイア・ブルーないし紫まで差がある。目の色の鮮やかさは年齢や食事によって若干変化することがある。肉球の色は、子猫のうちにポイント・カラーの色を判断する参考になる。ピンクの肉球はチョコレートやライラックのポイントを持つ猫で、黒い肉球はブルーやシールのポイントの猫でみられる。 ポイントを持つ他のあらゆる猫と同様に、バリニーズの子猫は全身クリーム色か白色で生まれ、徐々に体温が冷たくなる部位にポイントが現れてくる。すなわち、顔、耳、肉球、尾である。 ポイントの色は4週齢ごろになるとはっきり分かる。 一部の猫は年とともに色が暗くなっていく。また、一般的に暖かい気候で過ごしている成猫のバリニーズは、寒い気候で過ごしている場合よりも毛の色が明るい。 Cat Fanciers' Federationや多くの世界的な登録団体は、バリニーズのポイントの色にシール、ブルー、チョコレート、ライラック、レッド、クリーム、さらにこれらの色のトーティ・ポイント(モザイク模様)とリンクス・ポイント(縞模様)を認めている。しかしCat Fanciers' Associationのスタンダード基準では、引き続き伝統的なシール、ブルー、チョコレート、ライラックのポイントしか認めておらず、その他の色や模様はジャバニーズとして別個に分類されている。
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