歴史・教育活動への貢献
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/21 11:40 UTC 版)
1982年(昭和57年)、アイヌ語研究家・片山龍峯とともに、当時、北海道アイヌ協会の有力者だった椎久堅市、小川佐助、森久吉、文字常太郎にインタビューを申し込み、その会談記録を北海道ウタリ協会が出版した『アイヌ史 資料編3』に収録した。 それによれば、1947年(昭和22年)の春に椎久ら4名はGHQ(連合国軍最高司令官総司令部)第九軍団司令部に呼び出され、ジョセフ・スウィング少将と会見し、アイヌ民族に日本から独立する意志があるかを打診されたという。椎久たちは独立する意志はなく「日本国民として祖国の再建に尽くす」旨を答えると、少将はこれに対し、独立運動など起こさず日本人と対立しないよう釘をさした。 この「終戦秘話」といってもよい事実は、戦後40年以上たった1989年(平成元年)1月13日付『朝日新聞』に掲載されている。 2012年(平成24年)には、北海道釧路明輝高等学校で行われているアイヌ学の授業に講師として招かれ、アイヌの歴史と文化について講義している。
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