機能とデザイン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/20 05:57 UTC 版)
ナイキダンクは1980年代のバスケットボールシューズが共有した既存のディテールを見事に凝縮していた。エアクッショニングシステムを導入しなかったことを除けば、当時のテクノロジーの粋を集めて設計されたモデルだったに違いない。その最大の特徴である前足部とアンクルのスタビライザーストラップは、同時代の最高機種であるエアジョーダン1にも採用され、ナイキダンクが機能性を純粋に追求したパフォーマンスモデルだったことを物語る。以下、ナイキダンクを構成する機能的なディテールである。 ベンチレーションホール トウ(つま先)に穿たれた通気孔。 フォアフットフレックスノッチ 前足部の屈曲性を向上するトウガードの凹み。 フォアフットスタビライザーストラップ クイックな動きの中で前足部の安定性を確保する姿勢制御ベルト。 可変幅レーシングシステム 波状に配置されたアイレット(ヒモ穴)が足全体を包み込むようなフィットを提供。 アンクルフレックスノッチ 足首の屈曲性を向上するレーシングシステムの凹み。 アンクルスタビライザーストラップ レーシングシステムと連動し足首の安定性を確保し、捻挫などの事故を防ぐ。 アンクルパッド 足首の快適なフィットを提供するためのクッション。 アキレスビロウ アキレス腱の負荷を軽減し、屈曲性も向上するアコーディオン状の縫製。 ソールユニット 側面のピラー状の構造が足への衝撃を吸収し、底面のピボットパターンが旋回や跳躍などクイックな動きをサポート、ロープロファイル(低重心)な形状は優れた接地感を提供する。
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